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春日ゼミ&大学院「クリエイティブトイをつくろう」の開催報告

東京おもちゃ美術館と東京造形大学春日研究室(ゼミと大学院)の協働企画として第4回目となる、子どものための手作りおもちゃワークショップ「クリエイティブトイをつくろう」が11月16日(土)~17日(日)に東京おもちゃ美術館で開催されました。
この催しは、これまで春日ゼミナールがキッズサイズデザインや子どものための造形活動を研究してきた成果を発揮する最後の実践の場です。このワークショップでは、ゼミ生と大学院1年生の連合チームを5つの班編制に分け、これまで切磋琢磨してオリジナル手作りおもちゃを研究してきました。その研究成果をゼミの中で、あるいはおもちゃ美術館の担当ディレクター(職員)へ数回に渡ってプレゼンテーションを行い、その都度部分修正を加えて決定したものです。開催した結果、お客様の中には毎年楽しみにして来てくださる親子、又は「キッズサイズデザイン展」や「キッズカフェプロジェクト」のワークショップにも参加してくれた方々もおりました。ワークショップは2日間共大入り満員状態で、2日間の館内入館者561人に対して、ワークショップ参加者は250組でした。つまりおもちゃ美術館の入館者の半数が参加してくれたことになります。これはものすごい数になります。おもちゃ美術館側もこの盛況さに驚いておりました。


【左】第4回「クリエイティブトイをつくろう」のポスター
【右】春日ゼミロゴマーク入りのTシャツ


各班の卓上看板など


おもちゃ美術館内を宣伝やアピールのため歩き回りました


会場は満員御礼状態でした





子どもの優しく寄り添うゼミ生や大学院生たち


子どもたちとすっかり仲良くなりました






微笑み・子どもへのまなざし



子どもと遊ぶ

春日ゼミが学外活動を行う時の伝統的な目標の一つに「微笑みと幸せ感」というスローガンがあります。それはこの「クリエイティブトイをつくろう」でも例外ではありません。会場を訪れた方の全員が、造形活動を通して「微笑みを浮かべながら幸せ感を味わってもらう」ことです。その目標を達成するために、8月の「キッズサイズデザイン展」、9月の「キッズカフェプロジェクト」、小学校の「放課後造形活動」など、子どもや親御さんたちとできるだけ多く接することの経験を積みながら、「子どもに接する、子どもに寄り添う」ことの大切さを学んできました。そして、これまでの成果が十分に発揮され、参加者やおもちゃ美術館の方から大好評をいただくことができ、この目標をゼミ生全員の力を結集して達成することができました。春日ゼミや大学院では、「造形の力」(デザインやアート)で社会に役立つことを最重要課題としています。この1年間のゼミにおける経験は、学生が卒業後に未来を拓くための大きな力と自信となっていくことでしょう。お疲れ様でした。


1年間のゼミの目標を達成して充実感溢れる春日ゼミ生と大学院生たち

【参加者】春日明夫(室内建築専攻領域、教職課程、基礎造形)。
●春日ゼミ:井上愛子、佐藤穂奈美、平井見保、本夛彩実、山本麻代(グラフィックデザイン)、高橋尚吾、田中柊一、松村理沙子(インダストリアルデザイン)、今村香、服部友璃香(アニメーション)、上島菜津季(メディアデザイン)、内川実季、斉藤優香(テキスタイルデザイン)、相良貴音、笹杏衣、宮下佳奈(室内建築)、田口愛理沙(サステナブルプロジェクト)、石川麻美、高田歩実、山中あい(絵画)、麻植久視子(メディアデザイン3年)。21名
●大学院デザイン領域1年:侍 冉、黄 悦、方 雨奇、山本裕子。計4名。
合計25名