関 晴子 客員教授 特別講義 開催のお知らせ
本学客員教授の関 晴子氏による特別講義を開催いたします。
関 晴子 客員教授 特別講義
「日本の空間特性と現代的デザインにおける実験的展開」
日時:平成25年7月23日(火)16:40~18:10(5時限目)
会場:東京造形大学 4号館 桑沢記念ホール 4-E教室
講義概要:
建築を都市空間のなかに位置づけたとき、建築の外構をかたちづくる屋外空間、公共の広場などのランドスケープは、建築と一体となって空間を形成しています。通常建築家とランドスケープ・アーキテクトは共同して空間の設計に当たりますが、建築家が建築のみならず建築外構のデザインを行うこともあり、建築と屋外空間を含めた大きく複合的なアプローチによる空間の創造が可能となります。
日本は世界の中でも独特な空間特性を持っていますが、戦後西欧文化の導入や昨今のグローバリゼーションにより、本来の日本らしい風景が失われてきました。ここでは、西洋との比較により日本の文化の文脈のなかで日本固有の空間特性を考察します。また、空間をアート・フォームとして再構築し、西洋の模倣や過去の踏襲ではない日本文化の文脈に沿ったオリジナルで新しい風景を創出するための概論とともに、いくつかの実験的作品を紹介します。