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「キッズカフェ・デザインプロジェクト」第1回デザイン説明会が行われました

「キッズカフェ・デザインプロジェクト」(仮称)とは、大学院春日研究室と春日ゼミ有志の学生16名が、八王子駅前の明治38年に創業の「きものの西室」という老舗呉服店の若女将の西室真希さんから依頼された社会連携事業のプロジェクトで、本年度の4月1日からスタートしました。西室真希さんは二児の母親でもあり、同世代のママさんたちの強い要望を受けて、子育て支援の一環としてのキッズカフェをオープンすることなりました。オープンに先立って、その統括的な監修を依頼された本学の春日明夫教授は、その話を学生に話したところ、是非関わりたいという意欲的な学生が多くいたため、正式なプロジェクトを立ち上げました。そして、その全てのデザインや子ども文化活動等の支援を大学院春日研究室と春日ゼミの有志学生が携わることになりました。
 4月23日(火)に西室真希さんが春日ゼミの授業に訪れ、キッズカフェの設立までの経緯や思いを語り、その子育て支援の熱き思いや夢に感動した学生たちが正式なメンバーとして16名集いました。それから約1ヶ月半の間、ゼミの授業以外の自主的な活動として取り組んできた内容(デザインのプラン等)を依頼主である西室真希さんを6月11日(火)3時限目のゼミの時間に大学に招いて、第1回目の報告会を実施しました。


デザイン・コンセプトの説明会では、パワーポイントを用いてビジュアル的に概要を説明しました。


制作した模型を使って、統括リーダーの川嶋しのぶさん(大学院2年)とスペースデザインのリーダーの笹 杏衣さん(室内建築専攻4年)が説明しました。


 尚、このキッズカフェプロジェクトの話題が八王子市内のママさんたちの口コミやネットワークで広まり、その評判を聞いた八王子テレメディアが、第1回の報告会からキッズカフェのオープン当日までを断片的に取材させて欲しいと依頼があり、第1回の説明会からテレビカメラが入りました。尚、その1回目の放送が6月12日(水)18時に八王子市やあきるの市のケーブルテレビで放映されました。



八王子テレメディアのTVカメラで撮影されている中でのプレゼンです。


 依頼主の西室真希さんは、本人がイメージしていた内容をほとんど組み入れたことに対して、涙ぐみながら学生に感謝の意を表してくれたことがとても感動的でした。また、説明会の最後に西室真希さんからカフェの正式名称が報告されました。キッズカフェを改めて、「おもちゃcafe dattochi(ダットッチ)」と命名が報告されました。子どもの五感が響き合えるような、また子ども向けの芸術文化を大切にしたスペースにしていきたいと語っていました。



キッズのプレイルームの説明をしている笹 杏衣さん。


家具などの説明をしている井上愛子さん(グラフィックデザイン4年)。


カフェスペースに置く調度品の説明をしている平井見保さん(グラフィックデザイン4年)


全体の補足説明をしている統括リーダーの川嶋しのぶさん。


説明会の最後に感想やお礼を述べている西室真希さん。


イメージ模型で見た、キッズカフェの全体のデザインプランです。


今後は、9月末のオープンに向けて、今月から本格的な施工準備に入っていきますが、先ずは建築工務店関係者等を招いて、さらに具体的な提案を行っていく予定です。
春日明夫