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第12回「キッズサイズデザイン展」開催報告

 本学の春日明夫教授(子どものための造形・デザイン研究家)とキッズサイズデザイン研究ゼミ(春日ゼミナール)の学生による第12回目の学外展が、リベストギャラリー創(武蔵野市吉祥寺)において8月23日(木)から29日(水)まで開催されました。
今回のテーマは「ふしぎ★宝島 あつまれドキドキなかまたち」でした。
このテーマのコンセプトは、展覧会場をどこかの宝島に見立て、遊びながら真の宝物を見つけて欲しいというねらいです。
例えば、「この島の宝物とは、何か形や色のあるものではありません。皆さんはこの宝島でどんな宝物を見つけるのでしょうか?!」と呼びかけました。
よって、このテーマに沿った案内状、ポスター(大小)、スタッフTシャツ、会場内・外のディスプレイデザイン、展示台、サンキューカードなど、全てをトータルデザインしています。

 このようなテーマや趣旨、これまでの12年間の実績等が理解され、武蔵野三鷹ケーブルテレビの放映、むさしのFM局の生番組出演、大手新聞社、インターネット・ニュースなど、多くのマスコミから取り上げられました。
会期中は猛暑にも関わらず、7日間で約1000人の方々が訪れました。
来場者の特徴としては、春日ゼミの出身者が自分の子どもを連れて、またゼミの同級生と一緒に訪れるというケースが昨年に比べて増えたことです。
また、通りすがりの親子も気軽に入ってくれました。
さらに、玩具や子どものデザインを扱っている企業やデザイナーなど、業界関係者も多く訪れました。
今回の展覧会で好評だったことは、展示の工夫でした。
これまで使用しきたギャラリーの展示台を一切使わず、子どもの年齢や目線に合わせたスケールによって展示台を制作しました。
これによって会場内が広くなり、来てくれた子ども達も楽しく、安全に遊べたことです。春日ゼミの学生は夏休みを返上して制作してきましたが、この経験はきっとこれからの人生に役立ち、大学生活のステキな思い出の1ページになったことでしょう。
文責:春日明夫


出展者
  春日明夫(造形基礎科目、教職科目、室内建築専攻領域)
【学部生】
  尾形香織(グラフィックデザイン)
  武田華奈  〃
  田口洋一(写真)
  杉山綾香(メディアデザイン)
  遠山直緒  〃
  渡邊光沙子 〃
  高橋藍子  〃
  岩瀬未来(室内建築)
  小川万理江 〃
  郡司侑紀  〃
  小林未季  〃
  平島可菜  〃
  舟越愛委子 〃
  三浦 翠  〃
  小川千春(インダストリアルデザイン)
  北原圭祐  〃
  千田貴大  〃
  柳川智可  〃
  吉田 円  〃
  石橋瑠美(サステナブルプロジェクト)
  稲葉妃菜  〃
  大坪健太郎 〃
  柴田 萌 (絵画)
  井上愛子(グラフィックデザイン:3年)
  佐藤穂奈美 〃
【大学院生】
  赤松のぞみ(デザイン研究領域1年)
  市川頌悟  〃
  川嶋しのぶ 〃
  根本千尋  〃
  古屋有彩  〃
  鈴木 玲 (デザイン研究領域2年)  計31名




会場のメインディスプレーの「ふしぎ★宝島」。


会場の展示風景。


宝島のスタッフTシャツ姿のゼミ生。


【左】むさしのFM局の10分間の生番組に出演した小林さん、小川さんと春日教授。
【右】武蔵野三鷹ケーブルテレビのニュース番組の取材を受けるリーダーの小林さんとサブリーダーの武田さん。


老若男女&子どもたち、連日満員御礼でした。


【左】大学院生によるマリオネットの上演、子どもたちも大喜び。
【右】ゼミの卒業生がお子さんを連れて遊びに来てくれるのも、12年間毎年開催してきた伝統展ならではの光景です。


第12回展も、学部4年生と3年生(有志)、大学院1年生と2年生、ゼミ生31人全員の力を結集させ大成功で閉幕しました。