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第11回「キッズサイズデザイン展」開催報告

 本学の春日明夫教授(子どものための造形・デザイン研究家)とキッズサイズデザイン研究ゼミ(春日ゼミナール)の学生による第11回目の学外展が、リベストギャラリー創(武蔵野市吉祥寺)において8月25日(木)から31日(水)まで開催されました。これまでの10年間の実績や伝統を基に、今回から新たにテーマも設け、テーマに沿った作品を展示するというスタイルにリニューアルされました。テーマは「マジカル・サーカス」、サブテーマは「まほうにかかろう」です。この趣旨は、この会場に訪れた人が“まほう”にかかり、皆笑顔で優しい人になれる。又、サーカスのように“わくわく・どきどき”するような展示の内容にするという二つのねらいです。さらに、出展者全員の共通ルールとして、出展する作品は誰でも触れたり、遊べたりできる内容という条件でした。そして、このマジカル・サーカスのテーマに沿って、案内状、ポスター、作品のキャプション、会場の内外のディスプレーデザイン、ゼミ生スタッフのTシャツ、サンキューカードなど、全てをトータルデザインとして演出しました。
 このようなテーマや趣旨が理解され、武蔵野・三鷹ケーブルテレビでの放映、大手新聞4社、インターネット・ニュースなど、多くのマスコミにも取り上げられました。会期中は猛暑にも関わらず、7日間に約1000人の方々が訪れました。
 本年は、東日本大震災によって厳しい節電対策が実施され、展覧会前の最も重要な準備期間に大学施設が使用できないという悪条件でしたが、それでも11年間のゼミ展の伝統に恥じないようにと、ゼミ生全員が一致団結し、助け合い、工夫しながら頑張った姿は本当に立派だと感じました。この貴重な経験は、10月末に東京おもちゃ美術館で実施する子ども向けワークショップに向けて大きな自信となり、大学生活の素敵な思い出の1ページになったことでしょう。

⇒関連ページ「キッズサイズデザイン展」


「マジカル・サーカス」をテーマにトータルデザインされたウィンドウ・ディスプレイ。


サブテーマ「まほうにかかろう」


連日満員御礼の状態でした。


今回、今まで以上に多くの親子、子どもたちが会場を訪れました。


初めての試み、人形劇の上演。子どもたちも大喜び。


展示するだけでなく子どもと遊ぶのもリサーチの目的です。


卒業生が子供を連れてくるのもこのゼミ展の特徴です。


作品展示以外に物販を行うのも伝統です。


マジカル・サーカスのテーマに沿ってデザインしたスタッフTシャツ。


学部3年生(有志)から大学院2年生までゼミ生全員が一致団結して頑張りました。

出展者
春日明夫教授(造形基礎科目、教職課程)

赤松のぞみ(グラフィックデザイン専攻領域/4年)
市原真帆(グラフィックデザイン専攻領域/4年)
二宮史帆(グラフィックデザイン専攻領域/4年)
阿部拓朗(写真専攻領域/4年)
梅本唯(アニメーション専攻領域/4年)
佐藤真希(アニメーション専攻領域/4年)
西沢 都(アニメーション専攻領域/4年)
作岡江里子(室内建築専攻領域/4年)
古屋有彩(室内建築専攻領域/4年)
森本真央(室内建築専攻領域/4年)
尹 有美(室内建築専攻領域/4年)
小林美季(室内建築専攻領域/3年)
地福遼平(インダストリアルデザイン専攻領域/4年)
中村菜々子(インダストリアルデザイン専攻領域/4年)
宮崎千佳(インダストリアルデザイン専攻領域/4年)
大和 陸(インダストリアルデザイン専攻領域/4年)
佐藤美弥(サステナブルプロジェクト専攻領域/4年)
谷治加奈子(サステナブルプロジェクト専攻領域/4年)
市川頌悟(絵画専攻領域/4年)
中安春菜(絵画専攻領域/4年)
町田みゆき(絵画専攻領域/4年)
八木 梓 (絵画専攻領域/4年)
野口昌代(大学院/2年)
早川玲奈(大学院/2年)
大森美紀(大学院/1年)
鈴木 玲(大学院/1年)

計26名