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国際現代テキスタイル・アート・ビエンナーレ・メキシコ 2011ーAIR 参加報告

本学のテキスタイルデザイン専攻領域の在校生、卒業生の作品を出展した、「国際現代テキスタイル・ビエンナーレ展Aire、メキシコ2011」展の参加報告です。

第6回国際現代テキスタイル・アート・ビエンナーレ・メキシコ 2011ーAIRに、東京造形大学テキスタイル専攻領域の学生作品が特別展として招待され、院生3名、4年生3 名と共に参加しました。
ダラス経由でベラクルス州ハラパ市に5月12日(木)の夜中に到着。13日、14日は学生展の展示、15日、日中は私の野外展の展示、夕刻からは学生展の展示、終了したのは夜中の1時という強行軍でした。
16日夕刻ビエンナーレ展全体のオープニング、17日からテキスタイル・カンファレンスが始まり参加者のうち36名によります15分間のプリゼンテーションが3日間あり、連日夕方には様々な展覧会のオープニングと盛りだくさんでした。
学生のメキシコ展は5月19日に無事オープンし、大好評でした。会期は7月3日までです。5月20日にビエンナーレ展2週目の開催地メキシコシティに移動した後、見学、ビエンナーレ展の催事の途中でしたが、2週間を限度として24日、メキシコ・シティ発ロスアンゼルス経由で5月25日に帰国いたしました。


中央が総合責任者の Yosi Anaya 氏


学生展 展示風景


展示終了

学生展では展示数54点をベラクルス州立大学美術科内にありますギャラリー3室に展示しました。
野外展(招待作家15名による展覧会。中野も招待作家として出品)は大学の庭園に展示。国際公募展(6部門ありましたが、その1つであります小品部門)にはイタリア、コモで毎年ミニアチュール展が行われ国際公募展として人気があり、日本からも多く出品されていますが、 同展の主宰者でありますMimmo Totaro氏、メキシコの民族織物で有名なオアハカ市のテキスタイルミュージアムのディレクターAna Paula Fuentes氏と私の3名が審査員として関わり、応募作品110点から80点を選出、さらに受賞作品3点を選びました。イタリア語、英語、スペイン語が飛び交いましたが、審美眼では一致し楽しい経験でした。

かなりハードでしたが、南米はもとより北米、ヨーロッパと世界各地からの参加者との交流もあり一同、有意義な充実した研修旅行となりましたことをご報告させて頂きます。 (中野恵美子/非常勤講師、テキスタイルデザイン専攻領域)



学生展のオープニング


学生展会場風景


野外展 手前の膜状の作品8点がが中野の作品 “Asian Wind"


小品展受賞作品発表風景

国際現代テキスタイル・ビエンナーレ展Aire、メキシコ2011」展
  同時開催:「空気・水・空間」(Aire Agua y Espacio)


中野恵美子先生プロフィール