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2010年度 ZOKEI賞について

2010年度ZOKEI賞受賞者は、以下のとおり決定いたしました。
受賞者には、別途通知いたします。

学部(29作品)

専攻領域 学籍番号 氏名
グラフィックデザイン 701006 稲石 浩佳
グラフィックデザイン 701045 洞ヶ瀬 孟
グラフィックデザイン 701061 村木 淳之介
グラフィックデザイン 701066 山田 惇史
グラフィックデザイン 701068 依田 香南
写真 702004 岩本 謙
写真 702015 田山 湖雪
映画 703004 内島 良輔
映画 703013 狩野 嵩大
アニメーション 704009 河井 ゆう美
メディアデザイン 705010 小髙 雄平
メディアデザイン 705301 朝岡 悠平
室内建築 706005 石井 佑典
室内建築 706013 狩野 佑真
室内建築 706034 高橋 真理奈
室内建築 706301 李 仁行
インダストリアルデザイン 707024 清水 七恵
インダストリアルデザイン 707035 三村 友紀
インダストリアルデザイン 707038 八塚 悠輔
テキスタイルデザイン 708004 飯塚 美帆
テキスタイルデザイン 708021 真野 彰子
サステナブルプロジェクト 709014 北原 英理
絵画 710020 神山 亜希子
絵画 710024 清原 亮
絵画 710055 生井 沙織
絵画 710067 人見 麻紀
彫刻 711017 岸野 ひと美
彫刻 711037 長野 真紀子
彫刻 711038 林 望

2010年度ZOKEI賞審査委員会委員長  井原 浩子
東京造形大学 学長          諏訪 敦彦

大学院(5作品)

研究領域 学籍番号 氏名
デザイン 920505 金子 由紀子
デザイン 920508 児玉 佳祐
デザイン 920518 土居 裕彰
美術 921518 野上 零大
美術 921524 丸山 恭世


推薦理由

デザイン研究領域
○920505 金子 由紀子  社会の中における造形教育の研究(造形教育の意義と役割)
日本における造形教育について、ていねいな文献資料調査から明治以降の歴史にたどるとともに、ワークショップなど現在の造形教育の実情を調査検討した点を、本学の修士論文の水準に達する内容として高く評価した。

○920508 児玉 佳祐  TOWARDS THE FURNITURE
マトリックスの展開自体は斬新な手法ではないが、「台と箱」というテーマを最小限のマトリックスから展開させ、製作された家具の水準の高さを評価するとともに、デザインに関する思考についても、大学院の修士制作として高いレベルにある点を評価した。

○920518 土居 裕彰  「COLOR」
「人の興味とデザイン」を研究テーマに、視線を対象に導く表現を目指して各種の混色や視覚効果の実験と研究を丹念に積み重ねている。その直感のみに依存しない実証的なプロセスを基盤とした研究とその実践としての作品作りが評価された。
光と色彩の研究に基づくそのデザイン作品には萌芽ではあるが、これからのデザインを考える上で一つのよすがともいうべきものが現れていることに、今後の受賞者の成長へ大きな期待が寄せられる。


美術研究領域
○921518 野上 零大 かぜのかたち「風景」
完成度ではまだまだであるが、芸術表現にいろいろな意味で可能性を感じる。
彫刻では表現しきれない風景 たとえば風であるとか香りであるとか時間等であるが、立体と空間を把握することで表現に結びつけたのではないだろうか。
芸術とは無限にある表現の可能性にむかって突き進むことではないか。この作品にはそのことを感じとれることができ、高く評価できるものである。

○921524 丸山 恭世  「Miwa」、「Miyo」
絵画における人物表象を現代的な表現として追求し、独自の作品世界を高い完成度において達成している。
類型化され消費される平面的な人物イメージを積極的に受け入れつつ、微かな差異や生命感を現実の観察から抽出し、確かな絵画技法によってこれを表現している。研究コンセプトやアプローチも明快で、着実な取り組みによって十分な研究成果を上げたことを高く評価する。

東京造形大学大学院研究科長       諏訪 敦彦