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「なぜその対象を描くのか?」「この表現手法を用いる理由は?」「表現を通して伝えたいことは何?」
絵と正面から対峙し、自問自答を繰り返しながら、ひとつの作品世界を完成させていく。表現手法と歴史的な観点から絵画と、その現在的表現の可能性を幅広く学び、個々の世界観を確立させてゆきます。冷静な目で社会を見据える視点を得、自ら咀嚼し、身体を通して表現に反映していく。世界に通用するアーティストとしての、健全な精神と基礎体力を養います。
→ まず学生の作品を見てみる
絵画表現の歴史は、常にその時々の時代の動きの中で、新しい表現を求める感性と情熱によって切り開かれてきました。そんな歴史を経て多様化し拡張している今日のアートシーンにおいて、今日という時代をしっかり認識したうえで自己を見つめ、目先の流行や現象に振り回されることなく、自己を切り開いていく「確かな眼と精神」が求められています。
絵画専攻領域では、今日の絵画表現に求められる基本的な技術と知識を学びます。そして「形象表現」「概念表現」「版表現」「広域表現」の四つの研究指標を基軸に、学生各自の個性と自主性を尊重した親密な指導を通して、学生と教授陣が協同しながら今日の美術表現の新たな可能性を探求していきます。そして学生一人ひとりが、時代の表現者として独自の表現世界を見い出し確立していくことを目指します。
基礎的な技術や考え方を学んだ後、下記の「研究指標」いずれかを選択して、より専門的な科目を学んでいきます。
今日の絵画表現を「表象と身体性」という観点からとらえ直し、事物の形象や現実の事象と深い関連を持つ絵画について学習します。そして、学生各自の作品制作を通して、具体的・現実的な対象をテーマとした絵画表現の今日における可能性を追求します。
今日の絵画表現を「概念性と物質性」という観点から再検討し、作品を構成する思想やメッセージなどの概念的要素と色彩、形態、マテリアルなどの物質的要素としての表現様式について学習します。また、表現をいかにして社会化していくかという視点を交えながら、作品制作に取り組みます。
伝統的な版技法による制作経験と技術の習得を軸に、今日の美術を見据えた独自の絵画表現を探ります。パピエコレに始まる絵画への印刷物や物質の導入、さらには写真・映像・CGなども、今日の版表現として捉え、「版」や「型」を発展的に用いた、新たな間接表現の可能性を探求します。
絵画をはじめ、立体や映像、言語、身体、音、空間表現、または、それらを高度に先端的に複合させた、新たな表現の可能性を探究します。同時にそのような新しい表現が、これからの社会の中で、どのように有効なものでありうるかをも検証し、制作を進めてゆきます。
まずドローイングとペインティングの制作をとおして、絵画表現の基本的な要素と今日におけるそれらの多様な展開について確認します。次に、各種地塗りの作り方や和紙作り、日本画・テンペラ・リトグラフなどの具体的な技術の学習を通して、実際に絵画表現に関する体験を広げ、歴史認識を深め、専門的な知識と感性を身に付けていきます。さらに各自の表現の方向性を模索しながら制作を進めます。
各自が目指す表現の方向性から4つの研究指標のうち1つを選択し、研究指標ごとのプログラムに沿って各自の表現について検証と考察を深めながら制作を進めます。同時に、映像表現と立体造形についても学び、表現の幅をさらに広げていきます。
2年次に引き続き、各自が選択した研究指標のプログラムに沿った学習、制作を続けながら、さらに専門的な知識、技術、感性を身に付けていきます。学外からの人材を招いての特別講座や、研究指標間の合同授業なども含めて、各自が目指す表現の内容と方法について検証、考察を深めます。
教員ごとの小クラスに分かれ、3年間の学習、制作の体験を改めて振り返りながら、マンツーマンの指導の中で独自の制作研究を進めます。また各自が選択したゼミナールでの学習を通して、表現に関する考察をさらに深め、広げていきます。同時にクラス合同の講評会などを通して、各自の表現の達成度を検証しながら、それぞれの表現上のテーマと表現方法を明確に自覚し、今日における表現者としての姿勢を築いていきます。
各自の表現の内容や方向性に最も適した教育スタッフの一人を、卒業制作の指導教員として選択します。指導教員とのマンツーマンの指導の中で、4年間の学習、制作の成果の集大成を目指して作品を制作します。
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アーティスト / 画家 / 版画家 / 中学校・高等学校教員 / イラストレーター / ゲームデザイナー / 編集者 / 各種デザイナー 他
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