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写真の最大の武器は、その記録性と記憶性。絶妙な瞬間を切り取ることで、社会や時代のなかに潜む現実を浮き彫りにするドキュメンタリーフォトがどのように生まれるのかを、技術と思想の両方から学び取ります。

広告やアートの世界に通用するクリエイティブフォトグラフィの手法を学びます。客観的に事実を写し撮るだけでなく、風景や人物の美しさ、情感を最大限に引き出す装置としての写真の魅力に迫ります。

撮影をすることだけでは、写真は成立しません。それがどのように社会と結びついていけるのか? それを学ぶために、地域でプロジェクトを行ったり、展覧会の開催、写真集の制作やフォトエディトリアルの手法についても広く学びます。
瞬間を切り取り、人の感情や情景の真相に肉薄する写真は、社会に強烈なインパクトを与えるメディアとして、常に視覚芸術の世界をリードしてきました。
ドキュメントのみならず、写真は独立した芸術として認知されていますが、メディアが複合化し、何をもって写真表現とするのかという境界線が曖昧になってきている昨今の状況は、写真のあり方を問いただすものです。また、デジタル技術の進歩は、写真の世界に多大なる影響を及ぼしているのは周知の事実です。
写真専攻領域の特徴は、第一にアナログカメラの基礎に重点を置いたカリキュラムからスタートしている点にあるでしょう。時代に逆行しているようにとらえられるかもしれませんが、必要な技術や知識を自身の目や手を使って、身体で覚えていくことにより、小手先に頼らない、確実な写真感覚を養うことができるのです。
その上で、フィルムイメージングとデジタルイメージングとを駆使しながら、写真技術の習得や写真表現の追求を行っています。さらに、社会との関連性を考えた地域プロジェクトへの参加や、展覧会の開催や実際のエディトリアルなどにも触れることで、写真を撮るという発想から、最終的なフィニッシュまでを総括的に知ることができるのです。
写真システムの基礎を理解するために、技術、表現、社会性について学びます。フィルムとデジタルイメージングや撮影法の基礎学習を遂行しながら、社会的環境を知るために、町中に出かけたり、美術館での作品鑑賞なども行います。
1 年次の学習内容を継続しながら、基礎技法のさらなるスキルアップを目指します。ドキュメンタリーとクリエイティブそれぞれの写真概念、歴史、代表的な作品などを学習しながら、スタジオ撮影の技法も修得します。
空間の撮影や製品のスチル撮影の実践的トレーニングを中心に、写真システムの体系を理解します。一方で、地域の中に出かけていき、写真と社会との関わりを学ぶためのエリアスタディもスタート。写真表現がどのように社会と関わっていくのかを知ります。
3 年間で培った知識や技術力を活かし、自らが定めた主題に向けて、研究課題を応用、実践しながら、写真に対する姿勢を深めていきます。
卒業研究は、自分がどこまで写真についての固有な理解者たりうるか、表現者たりうるか、あるいは研究者たりうるか、それを自由に実践してみる機会です。写真の学習とは直接的な職能につながる学習に限られるものではありません。さまざまな学習を通じて写真の多様な面を知ってきた学生個々が、写真を含めたさまざまな表現法や、いかに職能領域の方法に応用していくか、この自己主張が、卒業研究の目的です。
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写真家、各専門領域フォトグラファー(建築、製品、ファッション、スポーツなど)、美術家、映像作家、絵本作家、デザイナー、ジャーナリスト、キュレーター、展示ディレクター、ラボ・ディレクター、編集者、教師、研究者ほか
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