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食器や家電、車、商品のパッケージ……、バスや電車、飛行機や船など公共の乗り物。
人びとの生活の周囲にあるすべてのモノには、使いやすさの工夫や感性に訴えるデザインが潜んでいます。人と社会に対する洞察力を養い、ニーズに基づいたプロダクトをデザインする。モノづくりの流れや社会の構造、地球環境の現状を学び、デザイン計画を遂行する。使う人、作る人のことを真摯に考え、コミュニケートし、デザインによって未来の暮らしを作り出せる人材を育てます。
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インダストリアルデザインは、20世紀の産業化社会の出現とともに生まれたデザイン領域です。それ以来私たちの日常生活をはじめとして、学習や遊びや仕事の場面、さらには生産の現場や公共の空間・施設などで利用する、ありとあらゆる道具や製品、システムやサービスなどをできるだけ多くの人々に提供することを目指してきました。そのためには工業生産と市場経済の仕組みを活用することが効果的であったため、インダストリアルデザインは私たちの社会と生活を支えるという大きな社会的役割を担いつつ、発展する近代産業とともに歩んできました。
しかし今日、インダストリアルデザインの領域は、従来の工業製品のデザイン設計の概念を超えて、大きく広がりつつあります。社会環境の変化にともなってインダストリアルデザインにかかる期待はさらに大きなものとなってきたのです。従来は数の論理にかくれて十分な配慮が行き届かなかった人々の多様な条件にきめ細かく対応する方策や、個人個人の深い精神的満足に近づく術(すべ)、あるいは大量の生産と消費に関わるデザインだからこそ大切にしたい環境調和性といった新たなテーマが次々と立ち現れてきているのです。さらに情報社会の急速な進展の中で、人と文明の関係を調整する機能もインダストリアルデザインが担うべき重要な役割となってきました。
基礎的な技術や考え方を学んだ後、下記の「研究指標」いずれかを選択して、より専門的な科目を学んでいきます。
社会の要請や利用者のニーズを研究し、質の高い生活環境の形成に向けたデザインの企画・運用・評価の方法を研究します。
この研究指標の内容は社会系と産業系に大別されます。社会系ではコミュニティや地域の活動にデザインを活用する方法について、産業系では主に企業の知的資源としてのデザインを経営や商品開発にどう活かしていくかについて研究します。
デザインマネジメントで扱う研究内容は、プロダクトデザインの研究指標科目でのデザイン開発と不可分の関係にあります。従って、学生はある程度選択の余地を持ちながらも両方の研究指標について学習します。
具体的な製品やシステムなどのデザインを通して実践的な知識・理論・感覚を体得し、アイデアを形にする構想力と実現力を養います。
この研究指標における学習内容は、対象とするものによって三分野に分けられます。第一の分野は生活系のプロダクトで、例えば食器や文房具、時計や照明器具といった日常的な道具類から、情報端末やコミュニケーションのシステムまで、幅広い製品や商品、サービスが含まれます。
第二の分野は公共系のプロダクトで、公園のベンチや照明ポールといったストリートファニチャから、駅やスタジアムなど公共施設の計画や展示会等イベント系のデザインまでの広がりをもちます。
第三の分野はトランスポーテーションで、専門性の高い自動車のデザインをはじめとする移動手段を取り上げます。
インダストリアルデザイン(以下ID)の基礎となる知識と技術を学習します。IDの成立、発展そして現代の状況といった歴史的経緯を踏まえて今日的テーマを探り、デザイン方法論、素材、技術、表現について科学的に考察します。さらにスケッチや図面、モデリングやCADといった造形のための技術を総合的に修得します。
1年次の基礎技術学習を継続し、さらに2年次からはアイデアの開発からマネジメントの基礎にいたる、IDの基本的な学習が加わります。製品形態と人をどのような関係にすべきか、また市場との関係からどのような商品形態にすべきかを考えます。その他、専門性の高い選択科目として、ユニバーサルデザイン、デザイン評価法、インタラクションデザインなどの多様な科目が展開されます。
研究指標科目として、デザインマネジメントとプロダクトデザインの専門の科目を横断的に学びます。その中には、企業や公共事業体との共同研究や国際デザインコンペティション参加など、実践的な授業を含み、その結果は学外の評価も得ることになります。ここでは、各自のデザインに対する問題意識、多面的視野、さらに社会性が問われ、総合化されたデザイン提案が要請されます。
3年次からの学習体験を活かして、さらにステップアップした内容が展開します。ハードのみならず、生活研究などのソフトを含む総合的な学習の成果を発揮していきます。各自が選択したゼミナールでは、将来の進路目標を持ち、実践的で具体的なテーマを研究します。
卒業研究は4年間の学習の集大成化を目指すものです。今日のインダストリアルデザインに対する社会的な要請に応じるべく、広い視野に立った研究提案を試行します。
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インダストリアルデザイナー / デザインマネージャー / プランナー / プロデューサー / カーデザイナー / パッケージデザイナー / ジュエリーデザイナー / 商品企画開発者 他
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