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室内建築専攻領域

生活の場である住居、仕事場としてのオフィス、人々が集う店舗、レストラン、美術館など目的に応じて創られる「空間」、「建築」。そして、さまざまな場面で人と関わる「家具」。人の身体や所作とモノの関係を熟考し、専門知識や技術を学ぶことでその思考の形跡を具現化する。生活環境に根ざした独自の視点から生まれた室内建築専攻領域では、広い視野で考え、大胆にデザインし、積極的に社会と関わるクリエイターを養成します。
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室内建築専攻領域とは?

作品例1 「室内建築」は人が身近に関わる生活環境を研究し、デザインする専攻領域です。室内建築という概念は、創設以来続く本学独自の視点であり、私たちを取り巻く生活空間を、外側から規定するのではなく人を中心に捉えた、内側からの問題として考えようとする方向性がその根底にあります。その基本になっているのが「空間」「建築」「家具」という三つの研究領域です。空間はあらゆるところに存在して、人間とモノとの関係について思考し、認識する最も基本的な概念であり、建築はそれを具現化し社会化する方法や体系を学ぶ手掛りであり基本軸となり、家具は人々の生活を支え、生活空間を形成する、文化そのものでもあるわけです。

授業風景 したがって、これら三つの研究領域に基づく高度な専門技術や知識を身につけ、それらを基礎とした自由な発想による大胆な挑戦をするという、総合的で横断的な思考を培うことが重要です。つまり、三つの研究指標で示される領域を自由に行き来して、それらを同時複合的に学ぶことです。
具体的には、建築や居住空間、オフィスや商業空間、家具やインテリア等の実際的な空間におけるデザインの特性や表現展開を学習するとともに、空間の思考や認識を身体の経験を通して時間的、空間的な表現行為としても学んでいきます。
私たちは人間生活の全ての環境を対象として、「人とモノと空間」の調和や新しい可能性をダイナミックにそして緻密に考察し、豊かなものに変える必要があります。それは、そこに表われたデザインを通して、私たちの生活空間をより質のいい文化として実質的に変え、人々に伝え、日常生活を営む感受性や精神を、より豊かなものへと導いていくことに他ならないからです。

研究指標

基礎的な技術や考え方を学んだ後、下記の「研究指標」いずれかを選択して、より専門的な科目を学んでいきます。

▼ 空間

空間という概念やその存在、あるいは意味の拡がりは、あらゆる領域に及び、建築は言うに及ばず、絵画や彫刻のような芸術作品、演劇、文学、哲学、など日常生活全般にわたり、すべての人は空間を構想しながら生きていると言えます。ここでは特に、空間を人とモノとの関係を取り結ぶ媒体として捉え、異なった領域や分野を結びつけ、モノのスケールや使用性にとらわれない自由な発想を誘発するきっかけにしたいと考えています。空間の身体的な認識からはじまり、空間構成の原理や分析を通して、都市の街路や広場、建築、インテリア、さらには家具や衣服といったさまざまな分野への展開に向けた計画の学習を行います。

▼ 建築

「室内建築」における基本軸として、建築という分野が持つ構造、経済、歴史を背景に人間が生活を営む全ての環境、社会、文化を思考していくことを学習の基礎としています。また、建築を工学的に高度な専門知識を背景にしたものとするのではなく、広く人 間生活全般をデザインする事と捉え、その基本となる住宅設計を中心に、都市環境や内部環境との関係を広く、かつ緻密に探求し ていきます。また、歴史と現在の間でデザインを計画することの重要性から、リノベーション(改修)や保存をテーマにしながら、 さまざまなアプローチと展開を可能とする学習を行います。

▼ 家具

人間を補助する機能的な道具から社会的・文化的な表現にいたるまで多様な拡がりをもつ「家具という概念」は、私たちの生活全てに深く関わってきましたが、ここでは、生活様式の変容の歴史やデザインが持つ時代性、社会的な意味について考察すると同時に身体に直接的に関わるデザインを等身大で思考し、学習することになります。 いくつかの素材で家具を現物制作することや、家具やモノによって形成される空間計画等、生活環境の全てを対象にデザインを行います。

入学から卒業までの学習内容

1年次

建築や家具をはじめとする3次元の形態、立体物を2次元へ描写する製図を基本として、透視図法による表現、空間や立体物の構成方法、構造、材料についての基本的知識と技術を学びます。

2年次

室内建築という専門性を深めると同時に、その可能性を見い出すため、空間、建築、家具の全ての研究指標における表現技術、思考方法、構成方法等についての基礎的な知識を学習します。架構形式から建築への展開、空間の認知方法と具体的応用、家具という概念の認識と制作を順次履修し、学年末にはそれら全てを複合化した授業を行います。一方で、コンピュータ等の情報伝達における基礎的言語や照明等の人間の五感に深く関わる室内環境を整備する知識や計画方法も学習します。

3年次

各研究指標別に開講されている科目から、各自の関心と拡がりにそって複数の科目を選択し、横断的に専門性を学びます。例えば、空間の構成原理を学び、その具体的な展開を都市や建築、インテリア、演劇といったさまざまな事象を通して表現したり、住宅を中心に建築を都市との関連で捉えたり、建築リノベーションの計画を通して歴史と現在の問題を考えたり、家具を新しい生活の図式として思考することや、一つのデザイン製品から全く別のデザインを導く、リ・リードデザインという方法論による実制作等、さまざまなアプローチによるデザインを経験する事になります。

4年次

3年次までの科目履修をもとに3つの研究指標からいずれかの研究科目を選択して、各指標別の専門性においてさらに深く研究を進め、将来の進路目標を見い出すための試行を重ねていきます。

卒業研究

各自に固有の表現性を追求したり、個別の関心や研究目標をもとにテーマを設定して、4年間の学習成果の集大成として研究を行います。また、学内展をはじめ学外での発表を考え、作品のプレゼンテーション技術や情報伝達方法についても独自の表現法を求める学習を行います。

専門科目の授業内容

Webシラバス

卒業後の進路

インテリアコーディネーター / ディスプレイデザイナー / エクステリアデザイナー / インテリアデザイナー / 空間デザイナー / インテリアプランナー / 空間プロデューサー / デザインマネージャー 他

担当教員紹介

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教授

特任教授

非常勤教員

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