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映画専攻領域

一定の時間の中で、視覚と聴覚に語りかけ、作り手の思いを紡ぎ出す。時間芸術である映画。
誰もが楽しめるエンターテインメント作品も映画なら、自分たちが抱えている、ごく個人的な問題や、些細な出来事、感性を表現する映像も、また映画です。映像、映画を学ぶこととは、技術や表現手法のみならず、自ら考え、感じ、表現し、そして再び考える、を繰り返す行為。映像、映画を通じて、「自ら考える」ことを学んでゆきます。
まず学生の作品を見てみる

映画専攻領域とは?

授業風景 映画は19世紀末に誕生し、たちまちにして社会的地位を獲得して巨大な産業化への道を歩んできました。同時に、新しい芸術としての映画運動も台頭し、それらが重なり合って映画の体系がつくられてきたのです。そしてテレビやビデオ技術の出現が、<映画>の固有性を拡張し、<映像>の概念をもたらしました。その一つとして、例えばニュー・シネマといわれるような、きわめて個人的な感性による表現が社会に定着したのです。

授業風景 映画専攻領域では、この拡大された映像概念を文化あるいは芸術表現のあらわれとしてとらえかえし、その歴史と新たな発展の可能性を追求します。「映画表現」と「映像表現」が、この追求における指標となります。本学の映画教育の大きな特徴は、全ての学生が課題作品の制作において、各パート(プロデューサー、シナリオライター、ディレクター、カメラマン、サウンドマンなど)に分かれず、その全体を学ぶように進むところにあります。また、デザイン学科共通専門科目の履修を通してグラフィックデザイン、アニメーション、建築、テキスタイルなどを自ら学び応用することができるのはもちろん、そこで知り合った友人に映画作品への協力をもとめることで、充実した制作環境を築くことができるのも特徴の一つです。

研究指標

基礎的な技術や考え方を学んだ後、下記の「研究指標」いずれかを選択して、より専門的な科目を学んでいきます。

▼ 映画表現

さまざまな映画技術を歴史的に学び、同時に映画作品の社会への働きかけの変遷を学習します。自己の感性にそくした映画作品の制作においても、映画の歴史が培った技法や文法は有効に応用できるからです。映画作品の外にある世界をどのようにして取り込み(撮影や録音)、連続と飛躍の連なりにどう変え(編集とダビング)、外にある世界にいかに差し挟むか(上映)、この問いを中心として制作と作品研究を繰り返します。

▼ 映像表現

一般通念としてある「映画」という観念にとらわれず、広く現代芸術の分野と関連づけられるところに注目し、その歴史と表現を研究します。あわせて映像制作に関わる新しい技術・メディアを駆使し、従来の発想にとらわれない、個人の持つそれぞれの感性にウエイトをおいた映像制作を研究します。また、個人と社会との関係や、他者とのコミュニケーションにおいて、映像がどのような役割を担うのかについても幅広く研究していきます。

入学から卒業までの学習内容

1年次

2年間にわたる基礎科目の学習を始めます。1年次では、制作の基礎を学びます。対象を観察しカメラを用いて映像に取り込む、あるいは観察する主体の想念を映像にして取り込む、この二面から撮影を学習し、またこれらを時間軸に並べてメッセージをつくり出す編集を学びます(映画表現)。
カメラを用いて自己を表現する、あるいは自己と他者のコミュニケーションツールとしてのカメラの使用に必要な基礎的技術を学習します(映像表現)。

2年次

基礎の2年目では優れた作品に触れ感性を発達させます。さまざまなジャンルの作品の制作法を解き明かします(映像作品研究)。また、作品を構成しているさまざまな要素に解き明かします(映画作品研究)。基礎に並行して研究指標科目の履修が始まります。制作する映像機器を操作する経験を積み習熟します(映像表現)。具体的な設定に基づいた課題作品を制作し、シナリオを書くなど映画制作の体系を経験します(映画表現)。さらに選択科目をあわせて履修し、劇映画、アート映像、ニュース、クリップなど、変化し続ける造形特徴の概略を把握します。

3年次

2年間で学んだものをステップアップします。活躍する作家と接触し、今日の状況に触れ刺激を受けながら既存のジャンルに囚われないで乗り越えてゆくように各自が映画・映像を深化させます。3年次修了時点で学生が定める研究指標にそって修了作品を制作します。

4年次

3年次までに体得した技術や知識を、自分自身の研究課題へと応用する実践を行います。社会との関わりを考え、それぞれの学生の資質や関心の固有性にそって進め、教員のサポートを受けます。



卒業研究

卒業研究ではこれから進もうとする社会性を考慮したプロジェクトを各自で設定し実施します。学生は自分の方向にそって適した教育スタッフの一人を指導教員に選び、サポートを受けます。そして4年間の学習成果を活用して自己主張し、今日の映像に向けられた要望にどのようなインパクトを与え得るかを確かめるのです。

専門科目の授業内容

Webシラバス

卒業後の進路

映像作家 / ビデオアーティスト / 映画監督 / 映画・映像カメラマン / 映像ディレクター / 映画編集者 / 編集者 / 音響クリエイター / ゲームデザイナー / アニメーションクリエイター / 漫画家 / 小説家 / 脚本家 / 展示映像プロデューサー(ショー、博物館などの展示映像) 他

担当教員紹介

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教授

准教授

特任教授

非常勤教員

映画専攻領域の学生の作品

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