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留学生レポート(松本菜々)

松本菜々

領 域 : 絵画
留学先 : イギリス 英国西地区大学アート・メディア・デザイン学部
期 間 : 2009年1月9日~4月29日
担当教授 : Wayne
研究テーマ : 万物が存在する場


研究成果

 spike islandという本校から少し離れた絵画棟での制作は造形大学のコンクリートの床と白い壁で覆われた室内は変わらなく、スムーズに始めることが出来た。
休み中は学校に入れず自分の寮の部屋で黙々と制作することに。 いつも学校というスペースとみんながいるなか制作していたので、毎日起きて絵を描いて一人で考えて作業する、ということがあまりなくて少し息が詰まりそうだったけどゆっくり時間をかけて一枚一枚に取り掛かれたことはとても良いことだと感じた。

色々なものを見て、日本との様々な違い、たくさん本物の作品を見て自分が反応できるのか、自分の作品になんらかの形で繋がる要素を探したいと、イギリスに来る前から決めていたことは全部ではないけれど良いものを得られたのは確かです。


留学先指導教員による指導内容

 担当教授Wayenとの講評は毎週木曜で計2,3回と少なかったが、その短い期間で英語もままならない私にとてもわかりやすい言葉を選んで話を進めてくれました。
まず最初は、今何を研究して、何に興味があるのかを話した後PC室に連れて行か翻訳機を使っての会話となり、一言こんな作品をつくりたいと告げると、5人ぐらいの作家を紹介してくれて、その人たちが何をしてきたのか、とても省略して教えてくれました。(ただ翻訳しきれない部分がほとんどで少し理解不足・・・)
そして2回目は制作経過について。 作品の表面上の質、色についてコメントしてもらい、筆のストロークを大きくしたほうがいい、もっと大きい作品は作れる?との言葉に頑張ってつくることに。
3回目にして最後の講評。 大きいといっても限度があるのでそこまでのサイズではないが、小作品4点、ドローイングを数点と中作品の1点、そして作品内容についてのレポートを提出。
どの作品が自分の中で気に入ってるか、それはなぜか、そして今何を考えているのかを話した。 それに沿って一通りの美術史の流れと、キャンバスというのはただの平面でしかなくそこに絵を描き奥行きを出すということはどんなことなのか、常にそのことを考えなくてはいけない、との指摘。やっぱりイギリスならでは美術史ありきで物事を解釈して考えるのが普通なのかと実感した。


留学中に、特に印象に残った点および反省点

まず反省点。
4月中の3週間がイースター休みで、学校にも入れない状態になることを事前に把握できていなかったことです。
留学先でのスケジュールは現地で知らされ、びっくりした。日本に帰らなくてはいけない予定があったため、滞在期間を短くせざるを得ない状況の中のことだったのでとても残念に思った。
もう一つは、もう少し深くコミュニケーションを図れたら良かった、、、ということ。
幅広く学生と接せれたけど、時間があればもっと色々な話や情報交換が出来たのではないかと感じた。そして受講していない授業以外、ワークショップ等積極的に参加したほうが様々な学生と接せるし、とても良い経験になると思う。

印象に残った点。
たくさんありすぎですが、、、 とにかく日本とは一味二味違う。 食べ物も味が濃い。(けどまずくはない)
電車でも知らない人に対してもとても優しくて、みんなフランクに接している。 そして、楽しむ事を知っている人が多いな、と常に感じていました。昼間からパブにいるような人もそうですが、週1,2のペースでどこかでpartyやhomeparty、、、大勢で集まる機会がとても多かった。
あとやはり語学はとても壁になっていたけど、もう一人だし、話すしかない状況にいざ立つと本当に頑張れるものだと感じた。 人と話すことや海外の人の習慣や雰囲気を知ることを改めておもしろいと感じた。
この交換留学は短期で時間は短く感じるけど、その分集中して頑張れるし楽しめる。 そして英語が上達するより他国の人とコミュニケーションをとることに慣れ、とても貴重な経験になったと感じています。