| 共同事業者名 | 多摩防水技研株式会社 / 東京都中小企業振興公社 / 東京都産業労働局 |
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| 事業実施期間 | 2014年6月～2015年3月 |
| 担当教員 | 森田敏昭教授 |
多摩防水技研株式会社は、シ－リング防水、シート防水などの分野で高い防水技術をもつ都内の企業です。本学では、同社からの受託研究として、ウレタン製防水シート「リムシート」のデザイン開発を行いました。
インダストリアルデザイン専攻領域を中心に構成したチームがこのデザイン開発に取り組み、成果物のうち3点について、本学と多摩防水技研株式会社との共同名義で意匠登録しました。
［担当教員コメント］
多摩防水技研株式会社が開発を進める「リムシート」は、屋上などで使用される防水材です。50 年経っても基本的物性がほとんど変わらない画期的な建材で量産化を目指した製品開発です。製品には0.5 ミリの凹凸のなかで、滑りにくく、水捌けが良く、視覚的なインパクトが求められました。我々があまりなじみのない世界であり、未知なる開発にチャレンジをするつもりでデザインに取り掛かりました。床材の調査を基に、標準的なパターン、数理造形を用いた応用パターン、3D を用いた有機的なパターン、この3 つのカテゴリーでデザインを展開し、モデリングによる評価を通して30 種類の提案をしました。最終的には製品化に向けた２案のデザインへと絞り込み商品化に向けて開発を進めています。
今回の取り組みを通して一過性の提案に終わることなく、企業との連携がこれからも図れる良きパートナーとして大学が役立てることを目指していきます。
東京造形大学教授 森田 敏昭
［プロジェクトメンバー］
担当教員：森田敏昭（インダストリアルデザイン専攻領域 教授）
下出翔太（助手）、粕谷恭平（院2年）、石原優至・佐藤文哉・永井豪（院1年）、片桐悠太・黒田萌・山口佳子・長堀拓弥（ID3年）
※このプロジェクトは、東京都産業労働局・財団法人東京都中小企業振興公社による「産学連携デザインイノベーション事業」の一環として実施しているもので、自社商品を開発したい中小企業とデザイン系大学が互いの技術や発想を活かし、共同で新たな商品開発を行うことを目的としています。